あなたは、1分間に何回呼吸をしていますか?その数が、いまの身体の状態を教えてくれます。
闘う・逃げるといった緊張モードでは交感神経が優位になり、呼吸数は増えます。
一方、身体を休めるモードでは、呼吸はゆったりとなり、少なくなります。
けれど現代では、休んでいい場面でも浅くせわしい呼吸になり、呼吸数が多い人が少なくありません。
つまり、休んでいるつもりでも身体は緊張モードのまま。呼吸は慌ただしく、回復できていない状態です。
呼吸の教室アーユスでは、身体の動きを通して、日常の呼吸が「ちょうどよくなる」ように整えていきます。
生徒さんは、呼吸・整体メソッドによって身体の力みがほどけ、緊張が抜けると、自然と呼吸がラクになります。それは、身体のモードが切り替わり、回復できる状態になったということです。
「スーッと入る」
「気持ちよく吐ける」
「深く息ができる」
「スムーズに出入りする」
表現は違っても、みなさん呼吸の“質の変化”を実感されます。そしてその変化は、呼吸の“数”にも現れ、レッスン前後で呼吸数が減っていきます。
呼吸がゆったりすると、身体は巡りはじめます。自然治癒力が働きやすくなり、力みなく動ける状態になります。
酸素が行き渡り、血流が上がる(冷えの改善)
脳の血流も増え、思考がクリアになり、過剰な警戒が落ち着く
回復を担う迷走神経が働きやすくなり、回復力が高まる
横隔膜がよく動き、体幹が安定し、余計な緊張が抜ける
古くは釈迦の時代から、日本でも健康法として伝えられてきた呼吸法は、結局のところ「ゆっくり呼吸すること」に集約されます。
また、1分間に6回前後の呼吸は、心拍変動を高めるという研究報告もあります。心拍変動が高い状態は、身体の調整力が高く、「自然に整う力」が働いている状態です。
ただし、無理に呼吸数を下げようとするのは逆効果です。長く吐こう、ゆっくり呼吸しようと頑張るほど、力みが増えて苦しくなってしまいます。
大切なのは、身体の緊張がほどけること。すると呼吸は過不足なく整い、結果として呼吸数が自然に下がります。
そして迷走神経が働き、回復力が高まっていきます。
ちょうどいい呼吸ができているとき、呼吸数は多くありません。
身体は整い、気持ちは落ち着き、頭はクリアで、力みがない。
呼吸は、いまの自分の状態を教えてくれます。