白木蓮の花の咲く頃に呼吸の教室を始めました。それから5年目の春、教室を移転して新たなスタートです。
教室の始まりは新しいウィルスが広がり始めた頃です。にもかかわらず、毎月のレッスンに生徒さんが来られたのは、不要不急ではないから。起き上がることが億劫で腰も痛いという方が背骨を調整するワークで食事の準備をすることが楽になり、トータルコンディショニングというプログラムを受けた方が日常のイライラが減ったとを教えてくれて、深呼吸のワークでは身体の緩みとともに、過去から解放された感覚があった方もいらっしゃいました。
次の年は、生徒さんの変化にさらに背中を押されます。トータルコンディショニングを続けている生徒さんが、身体の変化と精神的な変化を伝えてくれました。こちらのブログに書いています。その翌年は、毎月3時間9ヶ月間じっくり身体と呼吸について学ぶ呼吸の学校を開設し、4年目の昨年は平日クラスを増設しました。
初めて呼吸ワークを体験する方、継続して学ぶ方、そのどちらの変化を目の当たりにしています。ヒトの身体はすごい!指標になるのが呼吸です。
呼吸は、生き物が存在する最も根源的な部分に関わります。生きていれば息をしている。ならば、その息をもっとよくすれば ”生” がもっとよくなるでしょう。”生” は生きていること全般です。肉体、精神、思考、感情、全部。まずは不調を減らすこと、なくすこと。負債がなくなったらプラスの世界。自分自身で今以上の自分になることができます。
教室を移転したのはそれを伝えるためです。そして、その学びを探している人がいることを確信しているからです。手っ取り早く簡単にこれさえすればオッケーという健康法ではありません。でも確実に根っこから自分を変える学びです。どっしりと安定感はあるけれども軽やかに動くことができる自由な自分を作ります。