「お腹を開けて呼吸を通す-お腹が整う呼吸法」とは

全身を使ってテンポよく呼吸を繰り返すことで、お腹を開けて呼吸を通し、お腹が整う呼吸法が、呼吸・整体勉強会の腹部疎通法です。

体調不良の方や、精神的にも不安定な状態にある方のお腹は、張り詰めています。そうなると呼吸もエラーを起こしやすい。とにかくいっぱい吐けて、溜まっていた圧が抜けるこの呼吸法は、不調を抱えている方には必須となります。

腹部疎通法をするとまず呼吸がしやすくなります。お腹がスッキリして、座ると体が定まり、立てば力まずスッと立てます。頭がクリアになって目がパチっと開きます。お腹だけでなく全身変わります。

日本語には「腹」が心や気質、人の器まで表す言葉が沢山あります。腹を立てる、腹を探る、腹黒い、腹を決める、太っ腹などなど。実際、お腹が変われば、呼吸、姿勢、頭、気持ちまで変わります。お腹を整えることの意味は大きいです。

私はこの腹部疎通法をすると、お腹が体の中心であると感じます。お腹を通して手と足が繋がり、それを使って呼吸をして、全身整い、まとまる。思っている2倍は息が吐けて、お腹はコンパクトになります。仰向けの背中がマットにペターッとつく感じは、体の中から脱力したからこそ得られるもの。

私にとって、体を真ん中から組替えて土台を作りなおしてくれる呼吸法です。不要な圧と力みを取り除き、使われていないところは使えるようにする身体の基礎工事。対症療法ではなく、身体を根本から変えていきたい人に、この呼吸法をおすすめします。

 

*腹部疎通法とは

呼吸・整体勉強会のお腹を開けて呼吸を通す呼吸法。お腹を開けて呼吸をすると、お腹の締まるべきところは締まり、固く縮こまっていたところは柔らかくしなやかになる。1番から5番まであり、全身を使ってテンポよく呼吸を繰り返す。それぞれターゲットとなる膝窩筋、内外腹斜筋、腹直筋、梨状筋、腰方形筋が緩む。この呼吸法に習熟すると恩恵は計り知れない。

〈 Ayus 呼吸の教室 〉

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