なぜ呼吸なのか

なぜ呼吸なのか、呼吸を伝えるのか。

呼吸が変わったら、自分が変わったからです。結果が全て、長く実験を仕事にしてきましたから。

そもそも、呼吸が浅いからなんとかしようとか、自分を変えたいと思っていたわけではありませんでした。機会があって、2017年に呼吸・整体スクールで学び始めたときは、いろんなヨガの呼吸法をしていて、呼吸に問題なんて感じていません。でも、ちゃんと呼吸できていなかったのですよ。

大きな問題は、息を吸って吐いての日常において、自分で苦しいと感じない程度に、息を止めていたこと。それを1日に何回も、何十回も、もしかしたら、もっと。気づくセンサーすら鈍っていて作動しない有り様です。学びの中で、身体を調整し、感覚を高め、動物としての人間の機能を戻していきました。

最初に気づいたのは、野菜を包丁で切るときで、「あれ、息止めてる。」他にも、車のドアを閉めるとき、信号が赤に変わりそうになって走ったとき、ちょっと開きづらい窓を開けるとき、鏡を拭くとき、などなど。朝起きてから寝るまでに散りばめられた、数々。全部、無意識のうちにやっていたことです。

気づけば、それをやめることができます。息を止めずに生きてみたら、いろんなことが変わっていきました。身体、動作、日常、思考、感覚、まあ全部が自分仕様に。

呼吸って、一瞬一瞬、常にそこにあるので、生きていること全てに関わるのだろうと思います。生命のすごく根元的なところに呼吸があります。

だから、息を止めたり堪えたりして、ちょっとおかしくなっているということは、生きること全部がちょっとうまくいかなくなってしまう。呼吸が損なわれないということが、その人のその人らしさにつながっていきます。

私が、自分だと思っていた自分は、息を堪えて、ちょっと我慢して、いいところだけ見せて、かなり無理して作っていた自分だったのでしょう。今はずいぶん楽です。

本来、自分が自分でいることが当たり前なんです。だけど、できなくなってしまう。

呼吸を指標にして、身体から自分を取り戻していく方法をお伝えしています。その方法を学び、身を以て知る・体感する・実現する場がアーユスです。4月開講の呼吸の学校で、一緒に学んでいきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈 Ayus 呼吸の教室 〉

愛知県日進市栄3丁目2214

( MAREE HAUTE 2F )

© Ayus / Akiko Tachibana