大人になると「できることが増える」ことはあっても、「変わる」のは、なかなか難しいのでは。
でも、からだが変われば、気持ちや思考も変わるのです。喜んだり悲しんだり、イライラしたり落ち着いたり、囚われたり、考えたりということは、全て、からだに存在している心や脳がしていることですから。
自分の身体と呼吸に向き合った呼吸の学校の生徒さんが感想をくださいました。からだを感じるようになって、肉体が変わり、自分を超えることがなくなり、望む方向に進んでいる、そんな変化を知ることができました。
呼吸の学びは、何かを足していくのではなく、やってしまっている余計なことをやめていく引き算の学びです。「変わる」というよりも、本来の自分に「戻る」に近い。本来の自分で生きること、は誰にとっても大事なこと、と思います。
【 呼吸の学校2022で学び感じた事 】
□身体の変化、気づき
・両足の指が広がるようになった。姿勢が変わった。身体の芯がしっかりしてきた。
・身体が冷えにくなった。
・歌うときに、息が続き声が出るようになった。
・いかに自分がからだを使ってこなかったかがわかった。毎回刺激が多く、翌日には戻るがオーバードーズな感じだった。
・呼吸やからだを自然と感じるようになった。日常でふと、足裏ある、と思ったりすることが出てきた。
□気持ちや考え方の変化、気づき
・職場で愚痴を言うのは変わらないが、言ってるだけでそれほど怒っていない自分がいると気づいた。
・物事の捉え方が変わったり、状況の見極めや身体の不具合に気づくようになった。
・段階を踏んで進むということがわかった。全部無理にやろうとしなくなった。
・無理をし過ぎない(自分のできる範囲を知る)ことが少しずつできるようになった。
□日常の変化
・一回に食べる量が少なくなった。
・家族の介護のフォローや仕事の課題を、周囲の人と共有し良い方向にしていくことができるようになった。
・負担のかかる仕事も緊張を感じつつも受け流しながら進めることができた。
□その他
・言われていることも、身体の感覚もわからなかった。それでもやったら変わった。やったこと自体が、結果を考えてからしかやらない自分にとっては異例のことだった。
・一緒に授業を受け、近況を伺う事が毎月の楽しみだった。
・動きができるようになることと、ありたい自分に近づけることは正比例ではなく、足踏みをしているような感じがあった。
・素の自分でいられるようになり、いい感じ・よい雰囲気と言われることが多くなった。
簡単ではないことは、感想からもわかりますが、何人もの生徒さんが昨年に引き続き今年も受講を希望されました。もっと自分を極めていかれます。今年は、遠方の方からご依頼があって、オンラインのクラスも始めます。共に学ぶ仲間は既にもういます。「変わりたい」「変わると決めた」方にお勧めします。