自分で身体を治す自然治癒力は、寝ている間に働きます。
風邪をひいたとき、今日はがんばった、疲れた〜ってとき、泳いだ後、走った後のダルい身体も寝るから復活します。
もし眠らないと身体は元に戻れない。寝ている間にしかできないことがあるから、睡眠を削ると人生のquality が落ちます。起きている時間がどれだけ充実するかは睡眠次第。
寝る前のゆったりとした呼吸が、身体を「眠れる状態」にして、良質な睡眠につながります。
鼻からゆっくり息を吸って、もっとゆっくり口から吐いてみる。できれば、吸う息の倍くらい時間をかけて吐いてみる。決して苦しくなるまで吐ききったり吸い切ったりはやらないで、気持ちよく呼吸できる範囲で。
縮こまった身体がゆるむ動きも加えたらもっといい。やるぞ〜と気合いは入れずにやさしく動き、呼吸する。
寝る前のゆったり呼吸習慣が、ぐっすり気持ちよく眠れる夜と、身体の回復、元気に動ける明日をつくってくれます。
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ここからは、呼吸と睡眠と自然治癒力の関係について調べたことを共有します。
🔹自然治癒力と睡眠
睡眠と自然治癒力を構成する4つの要素の関わりは次の通り。
① 免疫力
睡眠中に「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」などの免疫細胞が活性化し、ウイルスやがん細胞を攻撃。慢性的な睡眠不足は、免疫力を低下させ、病気にかかりやすくします。
② ホルモン分泌による修復
睡眠中(特に深い眠り=ノンレム睡眠中)に成長ホルモンが分泌されて、傷ついた細胞の修復、新陳代謝を促し、皮膚の再生、筋肉の回復を担う。
③ 自律神経のバランス回復
眠ると副交感神経が優位になり、身体がリラックス状態に。交感神経の過剰な緊張を和らげ、内臓の働きも回復しやすくなります。
④ 脳のデトックスと記憶の整理
睡眠中に、脳内の老廃物(アミロイドβなど)を洗い流し、記憶の整理・感情の統合が行われて精神的な回復につながります。
🔹良質な睡眠をとるための呼吸
呼吸の深さやリズムは、脳や身体に「今、安全だから休んでいいよ」と伝える重要なサイン。浅くて速い呼吸 は 交感神経(=緊張・活動モード)が優位になって眠りが浅くなり、 副交感神経(=リラックス・回復モード)が優位になるゆっくりとした深い呼吸をすると、寝つきや睡眠の質が良くなります。
「眠る前」のゆっくり深い呼吸は、体をリラックスモードに、「眠れる状態」にします。
睡眠時に呼吸が乱れている(例:口呼吸・いびき・無呼吸)と、深い睡眠(ノンレム睡眠)に入りにくくなり、自然治癒力の働きが低下します。口呼吸や睡眠時の無呼吸の弊害については別の機会に書きます。
🔹まとめ
睡眠中に、免疫が機能して、ホルモンで細胞レベルから修復し、副交感神経が優位になって内臓もよく働き、脳の整理整頓をしています。これが自分で治す力。
睡眠時間が短くて眠りが浅いと、これらの働きが低下します。病気は治らないし、老化が進み、自律神経のバランスが崩れて常に闘うモードになり、疲れ切って、脳の認知機能が衰える。
寝る前のゆったりとした呼吸が、すっと眠りに入り、ぐっと深く眠れるようにしてくれます。起きている間の呼吸の乱れは、寝るときに持ち込んでしまうから、日常の呼吸を整えておくことも深い睡眠につながります。