先月、呼吸•整体の勉強会に行くときのこと、
山の手線の車内に3つの本の広告がありました。
[からだってすごい!]
[部下にどう思われているか不安になっていませんか?]
[所作が全て]
*タイトルじゃありません。こんな感じだったなぁと。
車内広告に囲まれて、これ、3冊とも、呼吸 って思いました。
実際、週末の所作の講座で、
本の広告にあること全てのベースになる呼吸と動きについて勉強と体験をしました。
まず、呼吸で体内の圧力が変わることを自分の体で確かめます。
吸えば膨らみ、吐けば萎む。それに応じて変化する圧。
身体には、ちょうどいい圧があって、そのとき身体機能が働きやすくなる。
そして圧力の微妙な違いで、いろんな体験をして比べると、全然違う。
からだの力み具合、緩み具合、
話が伝わったり、伝わらずに逆に緊張が伝わることや、
痛みの感じ方が変わること、動きのスムーズさの違いなど。
呼吸ってすごいんです。
身体には生きるために、環境に適応させ、体内を安定に保つ機能が備わっています。ホメオスタシス。
その働きやすさは、呼吸によって起こる体内圧に相関します。
身体のすごさは呼吸次第。
吸って吐く呼吸の中心がずれて、圧力が高いところで固定されると、体の動きや働きがうまくいかない。
余裕のないからだでは、精神的にもゆとりがなくなってしまいます。そう、不安につながる。
不安なときの呼吸、落ち着いついるときの呼吸、違います。
そのちょうどいい圧の呼吸ポジションでずっといるには、どう動けばよいか?が所作です。
呼吸を守るように動くと、ドシンとか、エイヤッとか乱暴な動作はできません。息がおかしくなってしまいます。
所作とは、呼吸を守り、からだを守る、実質的なものです。それが結果的に美しくなるのかもしれません。
呼吸は、全ての人が、いつもしています。
どのように呼吸がなされているか、
その状態が、何をするにもベースとなります。
逆に、呼吸が影響しないことってありますか?
一日数万回繰り返される、その呼吸の質を変える意味がそこにあります。