今日の呼吸レッスンでの、
1ヶ月前には歩くのが怖かった生徒さんの変貌ぶりが嬉しくて。
年初に半月板損傷で2ヵ月松葉杖生活をしている間に、立つ、歩くという動作が困難になってしまった60代の女性、Kさん。
この半年、よくなっては、痛みがぶり返すを何度も繰り返していました。
1ヶ月前に、5分立っていることも辛くなり、不調の進行にストップをかけようと、呼吸レッスンを毎週にしました。
とにかく立っていられない。
お料理作るのも椅子に座って。
上半身が固まって、歩いても腕振りがない。
家の外を歩くのは怖い、
というところからスタート。
この1ヶ月、動きの中で身体の調子を整えるワークを
2つだけ、繰り返し繰り返しやりました。
肩の力みを取る動きの後に、深呼吸もして。
そして、立位での前屈。
この2つをレッスン以外でも毎日実践してもらいました。
身体調整と同時に大切なのは、
自分の身体がどうなっているかを捉える感覚と、
感覚を基に動くこと。それを自分で決めること。
不調の方は、自分のからだを感じることができず、息を止めて、無理矢理動いています。だから、からだが悲鳴を上げる。
脱力、深呼吸、縦方向に整える という身体調整に加えて、自分で感じて、決めるを繰り返す1ヶ月。
痛い→怖い→動けない だったのが、
痛くなる前に何か変→ワークをする→大丈夫→歩ける となって、
お子さんに持って行く好物をたくさん作っても大丈夫。もちろん、立ち仕事で。
歩いて近所の公園に行って、一周して帰って来られた。
そして、ふか〜く呼吸ができるようになった。
そうすると、言葉が、お顔つきが、違うんです。
ひとりじゃどうしていいかわからない、
先生がいないと、教えてもらったことが痛みが出るんじゃないかと怖くてできない、
と言っていた1ヶ月前は、
不安げな、自信なさげな表情だったけど、
今はもう、そんなじゃない。元気。
自分で、自分のからだに聞いてできる。
断捨離も始めて、これいられない〜。
って決められるようになってきた!と、
嬉しそうに話してくれます。
ホントによかったなぁと思って。
呼吸レッスンでは、呼吸と動きを整えます。
人間が、本来持っている自然な呼吸と動きを取り戻すのです。
大事なので、もう一度。
本来持っている自然な呼吸と動き です。
そこがおかしくなると、からだもおかしくなる。
立つこと、歩くことも本来の自然な動きがあります。
本来のそれが、戻ってくると、
その人が、よりその人らしくなります。
力みを取って、不自由から解放されたのは、動きだけではないのでしょうね。
今日は、新しいことをお伝えしました。
すると、
わぁ、これできるようになりた〜い!
とおっしゃって。
ちょっと前だったら、
これ、何回やればいいですか?
と聞かれていたなと思って。
人って、変わりますね。
その瞬間に立ち会えた喜び、今日の感動のおすそ分けです。