真里さんが初めてレッスンに来られたのは、5月のGW明けでした。
バレーボールの実業団トップリーグで選手として8年程、引退して5年。選手復帰を考えて、仕事を終えてから、男子チームに混じって練習をしている状況でした。
すぐに息が上がること、腰が痛かったり生理痛がひどいことなどを改善したい、と受講してくれました。
動いてもらうと、ちょくちょく息を止めています。
息を止めずに動くということは、力みのない身体で 身体に適った動きをすること です。
そして“ 感じながら動く” ということ。
それができるように
身体を調整する方法をお伝えして、力みをとり
力を通す 動き方をインプットして
身体本来の動きを取り戻す呼吸ワークをすること
4ヶ月で合計6回。
今、真里さんは、プロバレーボーラーとして海外挑戦を決め、契約を取りにイタリアに行っています。
9月終わりに「 明日引っ越しです」と言って最後のレッスンに来てくれました。
「引退前より動けます」
呼吸のことは考えたこともなかったから、その視点が加わって全然違うと、話していました。
レッスンを2回終えた後には、もう、
生理前が楽になり、これまでだったら手が出なかったボールに咄嗟に反応したことを報告してくれました。
息が止まっていて、それから手を出していたのが、そのひと呼吸がなくなったからかなぁと分析していました。
他にも、息が上がらなくなり、腰が痛くならなくなって。
結果が出るのが早いのは、アスリートとして鋭い身体感覚を持っていたからでしょう。期限が決まっていたことも大きいと思います。
彼女の大きな節目に立ち会えました。
漠然とした願いが、具体的になり、行動して、形になっていく。
呼吸、身体、動きを伝えて、彼女の変化をまざまざと目撃できました。
表情が変わり 自信みたいなものが溢れ イキイキとしてくる。
みなさんに共通することです。伝える喜びがあります。
生徒さんひとりひとりにあるストーリーをご紹介していこうと思っています。